*** 包虫症一般
エキノコッカスは、E. granulosus、E. multilocularis(alveolaris)、E. vogeli、E. oligarthrus とに分けられる。後二者は中南米に限局。
echinococcosis は終宿主に起きる場合、hydatid disease とは中間宿主に起きる場合をさす(邦訳はともに包虫症)。
成書にあるうちの多くは、単包虫 echinococcus granulosus についての記載である(単包虫のほうが世界的に広く分布しているとされるが、多包虫も調査が進められるにつれ、その存在範囲は拡大している)。
単包虫と多包虫 echinococcus multilocularis (or alveolaris)は、臨床的に全く異なる。
ともにキツネやイヌを終宿主とし、その糞中の虫卵を経口的に摂取することにより人間に感染する。経門脈性に肝に達するが、単包虫症では肝病巣を欠き肝以外の部位(肺など)に病巣をつくることあり。
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posted by やすきー at 07:06| 滋賀 ☔|
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