2017年08月12日

ラドアシスト社の URL が変更されました


 遠隔画像診断プロバイダのラドアシスト社の URL が変更されたようです。

 新 URL は radiology.jpn.com です。

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2013年02月27日

ダメダメな遠隔画像診断システム

本家のブログ( 危ない遠隔画像診断システム )でも書きましたが、イーサイトのではない ある会社のシステム。

2/14 に所見をつけた患者がまだ「読影中」になったまま、2/26 にもリストに残っている・・・

相手の病院には届いていないってこと。

このシステム、イーサイトとは違い、読影完了したあともリスト上はすぐに「完了」にならない。

メーカーは

「そのままにしておくと勝手に完了になります。ステータス遷移にタイムラグがあります」

と言う。

30分ほどしないと変化しないこともしばしば(「読影中」のまま)。⇒ 長すぎだろ。

たまに今回のように数日もそのままのことがある。⇒ 明らかにバグだろ。

こんなシステム、まったく使えません。

これが銀行ならどうでしょうか。

ATM で振り込んだが、振り込まれたかどうか 30分待ってもどうかわからないことがあるシステム。

文句を言うと、

もし振り込まれていなければご連絡ください

と答えるだけの無責任な態度に等しいですね。

普通カネのからむことなら企業はすぐに直します。訴えられるから。

金より命のほうが大事のはずなんですが、人の命がかかっている(こともある)システムということへの認識が甘すぎるのではないか。

特に緊急症例なんかはそれこそ文字通り

命取りデス

(です)ね。

患者が外来主治医に「まだか」と文句を言う。

主治医は我々に文句を言う。

患者医師関係、医師医師関係を損なうこと甚だしい。

終わったかどうかすぐにわかるシステムでないと意味がない。

だって我々はすぐに別の患者の画像を見ているから。

以前の患者のことは心の中ではすでに終わったこと。

それを一々 「ほんとに」終わっているか、あとで医師に確かめさせる 「足をひっぱりまくるシステム」。

一年以上前からチクチク イヤミを言っているが、ちっとも直らない。

この会社、自分のところのデータセンターのリソースが空いているから日銭を稼ごうと医療関係にも進出したのかもしれませんが、古くからの医療情報業界の企業さんとは気配りが明らかに足りない。

真剣にやる気がないのであれば撤退して欲しい。

やるのなら真剣に、ね。

え、どこのシステムかって?

武士の情けで言いませんが、ビートルズの名曲になぞらえると・・・Strawberry fails forever.

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2012年11月19日

依頼原稿

とある出版社から、「遠隔画像診断の起業」についての原稿依頼をいただきまして、ぼちぼち書いています。

失敗しようがない、安全な遠隔画像診断での起業法です。

近々、同じネタでのメルマガでも始めようかなとも思っています。

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2012年04月09日

遠隔画像診断起業:成功の秘訣


■足
 営業はフットワーク

■腰
 礼節
 腰の低い態度
 医者は高慢と思われているので、腰を低くするだけで好感度はアップ(しかも割増)

■頭
 マーケティングについて勉強、実践
 医療はサービス業
 意識を改革
 視野を広げる

■お客は誰?
 病院
 医師
 患者
 とりあえず全部だが、最初は上の2つ

■成功者のマネをする
 人に会う(ネット上でもOK)
 本を読む

■HPとブログ
 電話番の代わり
 優秀な(疲れない、寝ない)営業員である

■最初は
 実力を見せる
 誠意を示す

■JV(ジョイント・ベンチャー)
 時間の節約になる
 Win-Win で
 自己評価は控えめに
posted by やすきー at 10:49| 滋賀 | Comment(0) | TrackBack(0) | 画像診断メモノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

失敗する遠隔画像診断起業の要因

■システムを作る
 もう遅い
 既存のものを使え
 慣れたらしまい

■立派なオフィスを借りる
 自分だけなら不要
 どこでも仕事はできる

■人を雇う
 自分でできない場合だけ
 やれることは極力自分でやる

■高名な人と組む
 働かない人と組んだら働かされるだけ
 奴隷になる

■モダリティメーカーと組む
 一人前扱いされない

■大手商社のコンサルをあおぐ
 全くのムダ
 たいてい無知

■無名のコンサル
 口だけのことが多い
 時間のムダ

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2012年03月21日

医療分野のクラウド事業で協業?


http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1203/19/news06.html

 横河医療ソリューションズとNTT西日本、NTTスマートコネクトの3社が医療分野のクラウド事業で協業するというニュース。

 NTT が入っているので、医療機関にはとんでもない額(1桁か2桁高額)の請求が来そうですね。

 しかし、横河と言えば、某病院で使っているとんでもない PACS+画像診断システムを提供している会社。

 空気の読めない3社が病院からむしりとろうと考えたのでしょうが、こんなのにひっかかるバカな病院は今時どれくらいあるのか疑問です。


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posted by やすきー at 10:50| 滋賀 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 画像診断メモノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月03日

だめな画像診断システム


 個人の日記のほうにも書きましたが、「だめな画像診断システム」について。


 ま、だめな条件はいっぱいあるのですが、私が最も重視しているのは

「過去の画像が検索することなしにすぐに(ワンクリックで)見られるかどうか」

 です。




 過去にどういう検査をやっているか、同じ部位の同じモダリティの検査をやっているかは非常に重要な情報です。

 過去の検査履歴があるのかないのか、検索しないとわからないシステムはそれだけで落第です。

 なぜなら医師に余計な時間と手間を毎回毎回使わせているからです。

 積み上げたら膨大な時間です。




 検索しなくてはいけないシステムの場合、検索してもひっかからなかった場合、本当にないのか、検索のしかたが悪かっただけなのかの区別がつかないため、検索を繰り返して時間がどんどんかかってしまうことがあります。

 こういうのが無駄な時間なのです。

 ほんとうに積み上げたら膨大な時間です。

 時間給2万円換算で請求してもいいですか? >あほシステムを作った会社

 払うのがイヤなら一発殴らせろ(半分冗談→半分本気ですが)。


 機械がやったほうが正確で速いことは機械にやらせるべきという鉄則を無視しているヤツが作ったシステムですから、他のところの作り込みもアマいのだろうなと思ってしまいます。






 イーサイトのシステムはレポーティングシステムの方にも、Dicom ビューワーの方にも過去の履歴がずらりと並んでいます。

 クリックなしのデフォルトの状態で何件あるのかがわかります。

 そこに表示されていなければわざわざ検索する手間が要らないことがすぐにわかるのです。

 内容を見るのにもタブをワンクリックするだけですみます。

 かくあるべし。


注)クラウドシステムを採用しながらいちいちの検索が必須なシステムがあります。効率がイーサイトのものとは比べものになりません。


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2011年11月21日

Windows Live Writer を使ってみた(2)

Windows Live Writer で seesaa に投稿するのには文字コードを Unicode にしておく必要があります。

[ブログ設定の変更]の[詳細設定]にあります。

posted by やすきー at 14:05| 滋賀 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 画像診断メモノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月18日

石綿肺

 石綿肺はアスベスト吸入によって起きる肺病変です。

 胸膜病変は通常合併していますが、この胸膜病変自体は石綿肺の範疇に入りません。

 つまり、プラーク(胸膜病変)のみで、肺に線維化がなければ、それは石綿肺ではありません。

 結構、間違っておられる方が多いので、一言。


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2011年03月26日

衝突性外骨腫


 衝突性外骨腫とは力学的刺激によって生じる骨棘のようなもので、腫瘍ではない。

 距骨滑車の上面にできるものが有名で、脛骨天蓋前縁の衝突による微小な損傷の治癒反応が原因。

 以前は関節包の牽引によるという説もあったが、関節包付着部ではない。

 足関節の前方インピンジメントの原因となる。



関節外科 2010年7月号(特集:足関節インピンジメントの病態と治療)に詳しいよ。
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posted by やすきー at 19:10| 滋賀 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 画像診断メモノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月24日

足関節インピンジメント

*** 足関節インピンジメント

骨組織によるものと軟部組織によるものとがある。


■骨組織によるインピンジメントとして、前方インピンジメントと後方インピンジメントがある。

前方インピンジメントは脛骨天蓋前縁や距骨頚部上縁に骨棘(衝突性外骨腫)ができ、これらが衝突して生じる。

後方インピンジメントは三角骨や大きな距骨後突起、踵骨のアキレス腱付着部の骨棘(Haglund病)などが脛骨天蓋後縁と衝突して生じる。


■軟部組織によるインピンジメントでは、前外側インピンジメントと後内側インピンジメント(内側インピンジメント)、後方インピンジメントなどがある。

前外側インピンジメントは前下脛腓靱帯の下端に accessory fascicle(Bassett 靱帯)が存在する場合(83-92%で存在)、この肥厚部分が挟まれて生じる。

後内側インピンジメントは内側の靱帯が損傷し肥厚した部分や近傍の滑膜が挟まれて生じる。

後方インピンジメントは関節包や後脛腓靱帯、後距腓靭帯、inetermalleolar ligament(56%で存在)などが損傷肥厚して関節内に嵌入することによって発症。


関節外科 2010年7月号(特集:足関節インピンジメントの病態と治療)に詳しいよ。

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後腹膜神経鞘腫

*** 後腹膜神経鞘腫

小児発生も1割程度ある。

後腹膜神経鞘腫は、嚢胞状と充実性のものとがあり、前者が2/3を占める。

主要神経幹(仙骨神経叢・坐骨神経)から発生しやすい。

内部壊死・出血をきたしやすい。石灰化はまれ。

頭頚部発生のものは良性のものが多いが、後腹膜発生例の8割は悪性である。

血管造影上、血管の豊富さは良悪の鑑別点にはならない。

組織的に良性であっても再発が5%に見られる。



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2011年03月18日

Ludwig's angina

*** Ludwig's angina

Ludwig's angina は口腔底から後咽頭腔(retropharyngeal space)に広がった炎症により、咽喉頭を圧排狭窄し、呼吸困難や肺炎・開口障害をきたす口腔底蜂窩織炎のことである。

ひどいときは、縦隔にまで進展する。

死亡することもある。



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2011年03月11日

鼻口蓋嚢胞と正中上顎嚢胞

■ 鼻口蓋嚢胞  naso-palatine cyst

切歯管嚢胞とも呼び、切歯管内に発生する。

切歯管は口蓋部では単管であるが、上方すなわち鼻腔底では左右2管に分岐し、左右の鼻腔に開口している。
従って、口蓋部にできた場合は長類円形に、鼻腔底部にできた場合は尖を下にしたハ−ト型を示すことが多い。


■ 正中上顎嚢胞  median maxillary cyst

顔裂嚢胞の一つ。
左右の上顎突起の癒合不全で生じるため、口蓋正中部に生じる。

鑑別を要するものに鼻口蓋嚢胞(切歯管嚢胞)があるが、正中上顎嚢胞は切歯管より後方に存在する。



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2011年03月09日

腸脛靱帯

*** 腸脛靱帯

大腿筋膜張筋の遠位端を腸脛靭帯と言う。

遠位端は脛骨の Gerdy結節に付着する。

大腿骨外顆レベルで疾走などによりこすられて、炎症、損傷を起こして症状が出たものを腸脛靱帯炎 iliotibial band friction syndrome という。
MRI では脂肪抑制T2強調画像で靱帯深部に高信号を認める。



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2011年03月06日

悪性腫瘍に合併する高カルシウム血症

*** 悪性腫瘍に合併する高カルシウム血症 MAH

乳癌・頭頚部癌・肺癌が多い。

多発性骨転移によるものと、体液性のものとがある。後者が8割を占める。

前者では、骨溶解が亢進しているが、骨形成(アルカリホスファターゼが指標)もある程度亢進しているので、骨シンチの集積は亢進することが多い。
ただし、骨髄腫などの場合には、骨シンチ上の集積が軽いことが多い。
乳癌・骨髄腫に多い。

後者では、骨シンチでは集積を認めないことが多い。腎陰影は強く描出されることが多い。PTH様因子が原因と言われる。肺扁平上皮癌に多い。

異所性石灰化の部位にはテクネ燐酸が集積する。



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2011年02月26日

聴覚失認(皮質聾)

*** 聴覚失認(皮質聾)

聴覚野(聴皮質)は Heschl回にあり、Broadmann41野にあたる。
優位半球では Wernicke中枢から見てシルビウス裂の深部方向(シルビウス裂の下面を形成する皮質)に存在する。

音は聞こえるが、言葉が理解できない。
音の方向もわかりにくい。

両側の障害でないと聴覚失認(皮質聾)にならない。
聴皮質から聴放線・内側膝状体・下丘・外側網体核・上オリーブ核・蝸牛神経核を通って蝸牛神経に至るいずれかの部位の障害によって生じる。

実際には血管障害が多く、異時性、左右非対称性であることが多い。

両側の聴皮質が同時に障害されるケースとして、ヘルペス脳炎が挙げられる。



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2011年02月25日

巨細胞性修復性肉芽腫

*** 巨細胞性修復性肉芽腫

巨細胞肉芽腫(epulis 巨細胞性修復性肉芽腫)は顎骨に見られることが多いが、短管骨・長幹骨・脊椎にも見られる。

不均一な分布の巨細胞と線維芽細胞の増殖が主体で、褐色腫瘍に類似。

骨内の出血に対する過剰な修復反応とされる(出血やヘモグロビン沈着を見ることがある)。

巨細胞腫とは異なる(年齢分布が若い)。手術適応あり。



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2011年02月23日

宿便性潰瘍

*** 宿便性潰瘍

高度の便秘の場合、多量あるいは非常に硬い宿便が大腸特に直腸を圧迫して、深い潰瘍をつくることがある。

多くの場合は安静にて治癒。まれに穿孔し腹膜炎となることもある。

脳梗塞などでの長期臥床患者や向精神薬を服用中の精神病患者などで見られやすい。



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2011年02月22日

骨端部腫瘍

*** 骨端部骨腫瘍

腫瘍としては軟骨芽細胞腫にほぼ限られる。

まれに Langerhans cell histiocytosis・Brodie 膿瘍などが見られる。

骨端線閉鎖後は、骨幹端に生じた巨細胞腫などの骨端への進展が見られうる。



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