2011年10月27日

遠隔画像診断の読影料(医師の報酬)


 遠隔画像診断をやっている会社に雇われて、医師が会社からもらう報酬は1件あたり 1000円〜2000円と幅があります。

 これには以下のようなカラクリがあります。

 病院からもらうのはだいたい 3000円が平均です。
 これが大前提ですね。

●大手は安い
 セ◆ムなんかは企業の論理で来るので、経営者はサービス業の「人件費率」は普通3割くらいと考えているでしょう。
 だから 3000円の3割払ってあとは会社がとります。

 注) 病院の人件費率は5割が普通とされています。実際は公立病院は6割を超えるところがちらほらです。大阪の市立病院では15割(完全赤字)というところもあります。

 医療以外の業界の常識ではだいたい7割抜いて3割仕事をした人に渡すということです。
 つまり 1000円くらいが世間(医療以外)の相場です。

●医師のやっている会社
 人件費率は5割と経営陣が考えているケースが多く、1500円くらいが相場です。 
 ただし、歴史の古いところはシステムが古くて高くて遅いという十字架を抱えており、おまけにエンジニアやプログラマ、セールスマンなどを自社で抱えているところは 1500円さえ難しいところもあります。
 このあたりの経営の容易さは後発ほど有利です。

●(手前味噌ですが)テラーク
 契約もシステムも全部外注しています。
 契約、請求などで1件400円ほど、システムで600円ほどかかるので、テラークの取り分は 2000円ほどです。
 二次チェックは無償で私と西村先生がやっているのですが、あまりに手がかかる場合は200円ほどいただけたらと思い、表向き1800円以上ということにしています。でも実際に 1800円払っている人はおらず現状では全員 2000円ですね。

もっと高い料金を払っているところもありますが、かなり高い料金を病院から取っているからです。ただ、それは特殊な事情による例外です。

●ご自分で作って経営すれば
 システムにイーサイトを使えば手取り 2400円くらいですね。
 ◆◆◆を使えば 2700円くらいになるかもしれません。
 契約、請求業務は自分でやれば上記の金額がまるまる入りますが、結構めんどくさいです。
 めんどくさくない人にはお勧めします。

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posted by やすきー at 16:52| 滋賀 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | クラウド型遠隔診断システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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