切歯管嚢胞とも呼び、切歯管内に発生する。
切歯管は口蓋部では単管であるが、上方すなわち鼻腔底では左右2管に分岐し、左右の鼻腔に開口している。
従って、口蓋部にできた場合は長類円形に、鼻腔底部にできた場合は尖を下にしたハ−ト型を示すことが多い。
■ 正中上顎嚢胞 median maxillary cyst
顔裂嚢胞の一つ。
左右の上顎突起の癒合不全で生じるため、口蓋正中部に生じる。
鑑別を要するものに鼻口蓋嚢胞(切歯管嚢胞)があるが、正中上顎嚢胞は切歯管より後方に存在する。
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