2011年03月11日

鼻口蓋嚢胞と正中上顎嚢胞

■ 鼻口蓋嚢胞  naso-palatine cyst

切歯管嚢胞とも呼び、切歯管内に発生する。

切歯管は口蓋部では単管であるが、上方すなわち鼻腔底では左右2管に分岐し、左右の鼻腔に開口している。
従って、口蓋部にできた場合は長類円形に、鼻腔底部にできた場合は尖を下にしたハ−ト型を示すことが多い。


■ 正中上顎嚢胞  median maxillary cyst

顔裂嚢胞の一つ。
左右の上顎突起の癒合不全で生じるため、口蓋正中部に生じる。

鑑別を要するものに鼻口蓋嚢胞(切歯管嚢胞)があるが、正中上顎嚢胞は切歯管より後方に存在する。



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posted by やすきー at 00:59| 滋賀 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 画像診断メモノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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