2010年11月12日

肺吸虫症

*** 肺吸虫症  paragonimiasis

日本ではウェステルマン肺吸虫・大平肺吸虫・小形大平肺吸虫・佐渡肺吸虫・宮崎肺吸虫が見られるが、中3者(大平肺吸虫・小形大平肺吸虫・佐渡肺吸虫)はヒトには寄生しない。

宮崎肺吸虫はウェステルマン肺吸虫の無精子型(2倍体;自家受精できない)である。

ウェステルマン肺吸虫では肺寄生による慢性肺炎、体内移行による胸膜炎・心嚢炎・眼窩迷入・脳炎などが見られる。喀痰に虫卵が出る。サワガニ・モクズガニの生食による。

宮崎肺吸虫では肺炎は起こさない。胸腔に生息し、胸膜炎・気胸などを見る。サワガニの生食による。



****
posted by やすきー at 17:35| 滋賀 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 画像診断メモノート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。