日本ではウェステルマン肺吸虫・大平肺吸虫・小形大平肺吸虫・佐渡肺吸虫・宮崎肺吸虫が見られるが、中3者(大平肺吸虫・小形大平肺吸虫・佐渡肺吸虫)はヒトには寄生しない。
宮崎肺吸虫はウェステルマン肺吸虫の無精子型(2倍体;自家受精できない)である。
ウェステルマン肺吸虫では肺寄生による慢性肺炎、体内移行による胸膜炎・心嚢炎・眼窩迷入・脳炎などが見られる。喀痰に虫卵が出る。サワガニ・モクズガニの生食による。
宮崎肺吸虫では肺炎は起こさない。胸腔に生息し、胸膜炎・気胸などを見る。サワガニの生食による。
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