最近の我々の一番の話題がこれ。遠隔画像診断会社の最大手が買収されたという話。
「写真DPE用ラボ機器最大手のノーリツ鋼機の子会社であるNKリレーションズは、ドクターネットの代表者であり、筆頭株主である佐藤俊彦氏より、同氏の保有する株式全てを取得する旨の株式譲渡契約を締結したことを発表した。NKリレーションズは、発行済み株式1,065,000株のうち、佐藤俊彦の保有する484,000 株(所有割合 45.4%)を取得する。(取得額は不明)」とのこと。
別のサイトでは買収金額は 50億円とか。
佐藤先生、やったね、という感じです。
親会社のノーリツ鋼機自体はデジカメ時代に乗り遅れ、この3月に希望退職者を募っていたくらいの会社です。その子会社のNKリレーションズは資本金3億円ですから、いろいろなところ(投資家など)からお金をかき集めたのでしょう。
出資者が善人ばかりであることを祈ります。
「佐藤氏以外の株主からもドクターネット株式を取得し、最終的にはドクターネットをNK リレーションズの完全子会社とすることを企図している」
ドクターネットの直近の売上高は 2,137百万円、経常利益は324百万円、純資産は987百万円、らしいですね。
完全子会社にするのにあといくら使わなきゃいけないかわかりませんが、投資資本を回収するのにうまくいってあと 30年くらいかかりそうです。
そんなにうまくいく年が続くとは限りませんし、30年もたったら人工知能が発達して、人間が診断する仕事自体が無くなっている可能性もあります。私なら買わないですね。
それにドクターたちが気分を害して辞めたらあっというまに崩壊する、アブナイ体質(IT系の会社はそういうところがあります)であることは理解しておられるのでしょうか。
創業者の佐藤先生がこれからどう関与していくのか、残りのドクターたちがどうするのか、興味津々です?
誰ですか? 私のところも身売りしたいと言っている人は?
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今は人海戦術で契約医師に業務を振り分けているようで、結構忙しいということで募集があったようなのですが。
一生のことなので、もう少しよく考えてみます。
その後、佐藤先生はドクターネットの役員をお辞めになり、ノーリツ鋼機が完全に経営権を確立されたようです。
転職は一生のことですが、仕事量に比例した報酬を得られるような職に就く、あるいはそういう職を始めることが幸せへの最短距離ではないでしょうか。