放射線科常勤医を雇いたい、と思っている施設は多いでしょう。
・大学医局に派遣してもらう
・公募する
の2つがありそうですが・・・
◆まず大学の話
放射線科診断医の数は少なく、どこの大学医局にも「常勤を送ってくれ」という病院は列を作っているはずです。
ということですぐに送ってくれるケースは少ないです。
たまにすぐに送ってくれたという話をよく聞くと、たまたま医局内に失職者が出た場合(不祥事、教授選で負けた助教授、教授が他の大学から送り込まれた)や研修期間が終わったばかりの新米が大量にあふれている一部の国立大学のケースだったりします。
その病院に適切な人材が来るケースは非常に少ないです。
普通は常勤医はすぐに送らず、病院の列の後ろに並ばされ、「最初はバイトで」という期間が長く続きます。10年待ってもだめな場合もあります。
常勤が来るようになった場合も、一人常勤では行きたくないという人が多いため、もう一人若手がくっついて来る場合が多いです。つまり若手に働かせて自分はしょっちゅう学会や大学に行きたいということです。当然病院の負担は増えます。
◆公募のケース
大学医局に頼むのでなく、公募でというケースもありますが、公募も集まらないことが多く、たまたまその病院の近くの出身だったとかいう偶然がないかぎり、なかなか来てくれません。
公募が集まらないのは他にもいっぱい求人があるからです(遠隔画像診断という生き方もあるので)が、1人常勤の病院はまず第一に候補から落とします。
全然休めないからですね。
ただ、遠隔画像診断のシステムを入れている病院であれば、休みやすいので一人常勤でも公募に応じることはあるでしょう。
イーサイトの遠隔画像診断システムは遠隔画像診断の相手先を選びませんので、たとえば常勤の先生に自宅や学会出張先で読んでもらうことも可能です。
常勤医が忙しいときはそのオーバーワーク分を遠隔画像診断会社に出すということもできます。
一人常勤の施設であれば「病気や学会のときに休んでも支障ない」という安心があるところでないと勤務してもらえないということです。
そのため、まず遠隔画像診断を導入して、常勤医の来るのを待つという選択が賢いと思います。
使わなければほとんど出費はないですし、常勤医を集めやすくなる宣伝費と考えていただければ初期費用は捻出できます。
システムは常勤医が来るまでも、来た後も使えます。
来る前は常勤医の代わりとして使えますし、常勤医を惹きつける効果もあります。
来た後はその医師が燃え尽きないようにするライフラインの役割として使えますし、常勤医が院外にいるときに読影してもらう手だてにもなるということです。
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posted by やすきー at 16:02| 滋賀 ☁|
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クラウド型遠隔診断システム
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