遠隔画像診断プロバイダのラドアシスト社の URL が変更されたようです。
新 URL は radiology.jpn.com です。
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本家のブログ( 危ない遠隔画像診断システム )でも書きましたが、イーサイトのではない ある会社のシステム。
2/14 に所見をつけた患者がまだ「読影中」になったまま、2/26 にもリストに残っている・・・
相手の病院には届いていないってこと。
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このシステム、イーサイトとは違い、読影完了したあともリスト上はすぐに「完了」にならない。
メーカーは
「そのままにしておくと勝手に完了になります。ステータス遷移にタイムラグがあります」
と言う。
30分ほどしないと変化しないこともしばしば(「読影中」のまま)。⇒ 長すぎだろ。
たまに今回のように数日もそのままのことがある。⇒ 明らかにバグだろ。
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こんなシステム、まったく使えません。
これが銀行ならどうでしょうか。
ATM で振り込んだが、振り込まれたかどうか 30分待ってもどうかわからないことがあるシステム。
文句を言うと、
もし振り込まれていなければご連絡ください
と答えるだけの無責任な態度に等しいですね。
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普通カネのからむことなら企業はすぐに直します。訴えられるから。
金より命のほうが大事のはずなんですが、人の命がかかっている(こともある)システムということへの認識が甘すぎるのではないか。
特に緊急症例なんかはそれこそ文字通り
命取りデス
(です)ね。
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患者が外来主治医に「まだか」と文句を言う。
主治医は我々に文句を言う。
患者医師関係、医師医師関係を損なうこと甚だしい。
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終わったかどうかすぐにわかるシステムでないと意味がない。
だって我々はすぐに別の患者の画像を見ているから。
以前の患者のことは心の中ではすでに終わったこと。
それを一々 「ほんとに」終わっているか、あとで医師に確かめさせる 「足をひっぱりまくるシステム」。
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一年以上前からチクチク イヤミを言っているが、ちっとも直らない。
この会社、自分のところのデータセンターのリソースが空いているから日銭を稼ごうと医療関係にも進出したのかもしれませんが、古くからの医療情報業界の企業さんとは気配りが明らかに足りない。
真剣にやる気がないのであれば撤退して欲しい。
やるのなら真剣に、ね。
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え、どこのシステムかって?
武士の情けで言いませんが、ビートルズの名曲になぞらえると・・・Strawberry fails forever.
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